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猫のてんかんの症状と原因って何!?治療法や発作の正しい対処法は!

いつも元気な愛猫が、急に痙攣(けいれん)!飼い主としてパニックになってしまいますよね。突然の発症になす術もなく、見守るしかなった人も多いのではないでしょうか?

しかし、そんな恐ろしい病気てんかんも対処法を知っていれば安心ですし、しっかり治療すれば猫の元気はちゃんともどります。

ニシ教授
100匹に1匹以下の猫がてんかんを起こした事があるそうじゃ!

そこで、今回は主な症状や対処法、治療法、そして予防法などをみていきましょう。愛猫と元気に過ごしていくために必読です!

【※動画あり】猫の「てんかん」って一体なに?

猫のてんかんというのは、人間におこるてんかんと同一のものです。手足の硬直や痙攣、失禁などの症状が突然起こり、意識が朦朧としたり気絶したりします。

実際にどういう風になるのかは上記の動画を見てください。全身の筋肉が収縮して辛そうですよね。私も何度か愛猫のてんかんを経験しましたが、その姿はいつまでたっても慣れる事がありません。

しかし、そんなてんかんに対してもしっかりと知識をつければ、そこまで怖がらなくていい事を知りました。私の教訓を踏まえて、てんかんについて詳しく学んでいきましょう!

猫のてんかんの主な症状

それでは、てんかんの症状というのはどういうものなのでしょうか?以下の表に4つのてんかん症状を書いたので見てください。

  • 手足の硬直
  • 痙攣(けいれん)
  • 失禁
  • 口から泡を吹く

上にも書いたのですが、全て人間のてんかん症状と変わりませんね。どれも非常に苦しそうな姿を見せるので、飼い主としては気が気でなくなります。

特に痙攣や口から泡を吹くというのは滅多にみる事がないので、初めての遭遇ではだいたいの人がパニックになるのではないでしょうか?今のうちに心の準備をしておいて、冷静を保てるようにしましょう!

発作にも種類があります

てんかん発作には部分発作(焦点発作)全般発作の2種類が存在しています。そこで下記にその違いをまとめておきました。愛猫のてんかんがどちらなのか確認しておきましょう。

部分発作(焦点発作) 全般発作
状態 脳の一部で起こる異常 脳の全体で起こる異常
意識 残っている 残っていない

部分発作の場合は意識が完全に残っているか、軽い意識障害なのでそこまで重症ではありません。しかし、全般発作の場合は完全に意識を失っている場合が多く急に倒れて発作を起します。

また、国際獣医てんかん専門委員会によれば、部分発作から全般発作へ発展した複合発作というものも存在します。

猫のてんかん発作が起きる頻度

猫のてんかん発作が起きる頻度は猫によって異なります。その理由としてはてんかんを起す原因がそれぞれに違うからで、月1から毎日と結構な幅があります。

また、てんかんが出ている時間も5分程度のものから1時間近くと結構な差があり、こちらも原因によって変わってきます。てんかんはそれぞれに種類があるというのを覚えておきましょう。

以下にてんかんの種類名とだいたいの頻度と時間をまとめておいたので参考にしてください。

種類 頻度 時間
症候性てんかん 毎日から年に1回など 状態によって長引く
特発性てんかん 毎日から年に1回など 5分以内

症候性てんかんは病気からくるものなので、病気の進行度によって時間が大きく変わります。辛い時間が長引く事のないよう異常を感じたらすぐに獣医さんへ向かいましょう!

また、特発性てんかんは5分以内に治まる事が多いのですが、てんかんの症状が連続で起こるてんかん重責の場合には長引きます。めったにない症状ですが、知識として知っておく事で、心の準備にはなるかもしれません。

なお、てんかん発作がない時にはどの場合でも通常の生活を行っていけます。発症中の時だけ症状が現れるので、寝たきりなんて事は滅多にありません。

ニシ教授
発作後の反応もねこそれぞれで変わるんじゃ!
みーちゃん
ケロっとしてる子もいるもんね!

てんかんに似た症状の病気との見分け方

てんかんの様でありながらてんかんではないものをてんかん様発作といいます。これらは症状がてんかんに似ているのですが、病気としては全くの別物!治療方法も違います。

どんなものがあるのかというと、低血糖や低酸素、食中毒といった代謝異常でおこる反応性発作。そして、突然意識を失うナルコレプシーと目を開け意識がある状態で動かなくなるカタプレキシーです。

反応性発作はてんかん発作のように痙攣し嘔吐しますが、定期的に起こるわけではなく代謝異常で起こります。原因を取り除けば治るので治療も簡単です。

ナルコレプシーとカタプレキシーはとくに発作というものは起しません。痙攣や嘔吐などがないので、そこがてんかんとの違いですね。ただし、倒れてしまった時のケガなどには要注意です!

てんかんは猫の死に至る病気ではないが注意が必要

症状だけみるととても大変そうにみえるてんかんですが、それ自体で死にいたる事はありません。あくまで発作的に症状が起こるだけになります。

では、何もしなくていいのかといえばそうではありません。二次的な事が原因で怪我をしてしまう可能性があり、大きなトラブルになると命の危険に直面します。

具体的に言えば痙攣は周囲のものにぶつかって物を落としてしまったり、硬直は飲み水の容器に顔をつけたまま動けなくなる可能性があるんです。てんかん中はしっかりと様子を確認し、愛猫が危なくないように配慮しましょう。

また、嘔吐した場合には吐瀉物が気道をふさいで窒息する場合もあります。そういった時には口の中のものを取り除いてあげてください。

ニシ教授
一番大事なのは命を守る事じゃぞ!

てんかんでは猫の寿命は変わらない

どの病気にもあてはまりますが、愛猫がてんかんになった時一番心配になるのが寿命だと思います。しかし、てんかんの場合は特に寿命に関わる事がありません。

ただ、上にも書いたように2次的な事故の可能性があるので治療をするのに越した事はありません。お互いに元気に暮らせるのが一番ですからね!

なお、10分以上の痙攣やてんかん重責、1日3回以上の発作、暴れまわるなどの症状の場合はかなり危険な状態です。てんかん発作の原因によって命の危機に瀕している可能性があるので、早めの治療をお願いします。

猫のてんかんが発症する原因、てんかん発作の前兆や引き金となるもの


てんかんは何らかの理由によって脳が異常をきたし、情報処理や情報伝達を行う神経細胞が異常発火(てんかん放電)をおこし極度の興奮状態になり発症します。簡単にいえば脳のエラーが原因ですね!

しかし、てんかんは種類によってそれぞれ元となる原因が違うんです。そこで下記にてんかんの種類とその原因をまとめておきました。参考にしてください。

症候性(構造性)てんかん 特発性(真性)てんかん
要因 病気の二次的なもの 原因が不明なもの

また、症候性てんかんの場合は体のどの部分から影響を受けているかによってさらに2種類に分ける事ができます。脳などからくるものは頭蓋内疾患と呼び、内臓などからくるものは代謝性疾患です。

それでは次に前兆や引き金となるものについて詳しくみていきましょう。

極度のストレス

極度のストレスは数多くの病気の原因になり、てんかんも例外ではありません。極度のストレスは脳の働きを悪くする作用があり、神経細胞のエラーに繋がります。

そうなるとてんかんを起すので、なるべくストレスフリーな生活をしてあげましょう。具体的には猫の性格にあった生活をさせてあげてくださいね。運動好きにはキャットタワー、甘えん坊には外出頻度を下げるなど。

また、ストレスを発散させる事もてんかんの予防に有効です。こちらも猫によって好き嫌いがあるので、愛猫の好きな事をしっかりと把握しておきましょう。

脳の疾患

症候性てんかんにおける頭蓋内疾患の代表的なものが脳の疾患です。腫瘍や脳炎といった脳の病気から引き起こされ、場合によっては危険な状態になる可能性が高くなります。

ほかにも頭蓋骨の奇形としてうまれた猫や、生まれる際に脳への酸素供給が滞った猫なども脳の疾患としててんかんを起す可能性があります。小さい間は中々気付かないかもしれませんが、異常な行動を見たら要注意です!

一般的に6ヶ月未満の子猫や5歳以上の猫が発症した場合は、先天的・後天的な脳の疾患の可能性が高いといわれます。当てはまる場合は大事になる前に獣医さんで診てもらいましょう。

ニシ教授
幼猫時代は低血糖にも注意が必要じゃ!
みーちゃん
スウィーツ女子の私はそのへんばっちりよ♪

血液や内臓の異常

こちらは症候性てんかんの代謝性疾患になります。有名なものでは低血糖や電解質異常、肝臓機能の低下などが原因となっており、危険な状態になる可能性が高いものです。

これらは遺伝的な要因もあるのですが、食生活や生活習慣などによっても起こります。糖尿病などと一緒で後天的な場合は生活サイクルを変える事で治る場合があるので、獣医さんの指導を受けるのがおすすめです。

また、猫伝染性腹膜炎というウイルスが原因で代謝性疾患を起す場合もあります。外飼いの猫はかかる確率が高くなるので、屋内飼いをして予防しましょう!

事故などの後遺症

頭蓋内疾患によるてんかんは病気だけではありません。事故によって脳が損傷をうけた場合は、後遺症としててんかんが残る可能性があるんです。

特に幼い子猫の間は頭蓋骨が柔らかい状態なので、頭をぶつける程度でもてんかんになる可能性があります。目を離す際にはケージにいれるなどの処置をとって予防に努めるのがおすすめです。

もちろん大人になっても強い衝撃で脳に損傷をうける可能性があります。猫が事故を起さないように安全な場所作りを心がけるといいかもしれませんね!

みーちゃん
そういえば、小さいころケージに入れられてたような…
ニシ教授
きみはおてんばじゃもんな…

高い音

2015年に高い音もてんかんの引き金の可能性になるという研究結果が学術誌に掲載されました。特に高齢の猫にその傾向があるようで、特に猫のバーマンに多いようです。

では、それが一体どんな音かと言うと、アルミホイルをまとめた音や舌打ちなどがあてはまります。普段から鳴らしてしまう人の多い音ですが、予防のために控えるようにしましょう。

また、最近流行している音による躾などに反応する可能性もあるので、こちらもなるべく控えるのがいいかもしれません。なお、名前は猫科動物聴覚原性反射発作(FARS)になるようです。

猫がてんかんの発作を起こした時、飼い主がすべき対処法は?


ここまで猫のてんかんについて色々見てきましたが、最も大事なのはここからです。もし、愛猫がてんかん発作を起したとき、どういう対処をするのが良いのでしょうか?

重要なものをリストアップしておきましたので、下記のリストをまずみてください。

  • 周囲のものを片付ける
  • 顔や口元にはさわらない
  • 時間やタイミングを記録する
  • 声をかける
  • すぐに病院へ

これらは主に2つに分ける事ができ、てんかんになった際の危険回避と獣医に伝えるための情報収集になります。どちらも非常に大事なものなので、慌てず騒がず対処してくださいね!

また、逆にしてはいけない対処法として、ゆすったり痙攣を抑えるというものがあります。てんかんは脳のエラーによって起こるので、そのような行動をしても意味がありません。回復するまで待ってあげましょう。

周囲のものを片付ける

こちらはすでに書いてあるものなのですが、周囲のものを片付けておくのは重要です。嘔吐や泡をふく硬直といった症状の場合は特に問題ありませんが、痙攣の場合はそうもいきません。

体が痙攣する事で周囲ものに手足が当たってしまったり、水のみ場に顔を突っ込んだりする可能性があります。二次的な事故で怪我をしてしまったり、最悪命を落とす可能性があるのでしっかりと片づけをしましょう。

また、ゆすったり痙攣を抑えることをしてはいけないと書きましたが、水のみ場が移動できない場合には猫を移動させてください。溺れ死ぬ可能性を下げるのが優先です。

顔や口元にはさわらない

猫がてんかんを起した場合にはなるべく体に触れないのがポイントです。とくに顔や口元にはなるべく触らないようにしましょう。これは猫ではなく飼い主の安全に関わります。

てんかんの症状は意識がある無いに関わらず、痙攣によって顎を動かす事があるんです。そんな時に飼い主の手が近くにあると、噛まれて流血なんていう事も。感染症の恐れもあるので、なるべく触らないようにしてください。

ただし、こちらも例外が存在します。それは猫が嘔吐してしまい、吐いたものが原因で窒息している場合です。そのままでは危険なので、指をいれて吐いたものを掻き出しましょう。

ニシ教授
飼い主のケガは猫としても悲しいものじゃ…

時間やタイミングを記録する

ここからは獣医に伝えるための情報収集です。てんかんが起こった場合には必ず時間やタイミングなどを記録しておきましょう。ちゃんとメモしておけば獣医さんの治療も早くすすみますよ!

特に発生頻度やタイミングは重要で、それによっててんかんの種類がわかります。種類が分かれば治療方針も決めやすく、その分治りも早くなるので必ずメモしておいてくださいね。

また、てんかんとてんかん様発作との違いもメモによって分かります。私の家の猫はメモによっててんかん様発作と判明した事がありました。

声をかける

これも上と同様で、情報収集の一端になります。てんかんには意識があるパターンと意識のないパターンがあり、声をかける事でそれを判断できます。

もちろんてんかん中は全身が痙攣していたり硬直していたりするので、鳴き声を返してくれる事はありません。しかし、目の動きなどで反応を見る事が可能です。

普段からの声かけがあれば、意識があればより確実に反応があります。いざという時のために毎日話しかけておくのが理想ですね!てんかんにならなくとも、人間とのコミュニケーションは猫のストレス発散にもなります。

みーちゃん
ふれーふれー!って感じ?
ニシ教授
飼い主の声が励みになる可能性もあるから、それも間違いではないぞ!

すぐに病院へ

こちらは最も大事な対処法になります。てんかんになっても寿命はかわりませんが、症状が治まればなるべく早く病院に連れて行ってあげましょう。

そうする事で症候性てんかんの場合なら、気付かなかった病気の早期発見に繋がります。てんかん=病気の症状なので、早期発見はとても大事です。

また特発性てんかんの場合であっても、治療する事で生活の質を高めてあげる事が可能です。辛い体験は少ないほうがいいので、獣医の治療を受けてできる限り発作の頻度を低くしてあげてくださいね!

猫のてんかんは治るの?治療方法や発作を予防する方法は?

愛猫がてんかんになってしまった場合、飼い主としては完治してほしいですよね?では、実際にてんかんが治るのかというと、種類によっては完治する可能性もあります。

特発性のてんかんの場合は成猫になった途端に治る場合があり、症候性てんかんの場合は元の病気を治す事で治るかもしれません。てんかんはそれぞれに原因が違うので、こればかりは治療しないと分からないという事ですね。

いずれの場合にしても治療を続ける事で、てんかんの頻度を下げる事が可能です。そこでここから治療方法と予防方法を見ていきましょう。

薬物療法

猫のてんかんも人間と同様に薬物療法を使います。特に原因が不明となっている特発性の場合はフェノバルビタールジアゼパムといった抗てんかん薬を使って、てんかんの頻度を抑えていきます。

抗てんかん薬を使う事で70~90%抑える事が出来るので、かなり有効です。ただし、薬という事は副作用も存在しています。

主な副作用は食欲不振や鳴き声を発しなくなるなどで、まれに麻痺といった症状もあるので注意しましょう。しかし、いずれの副作用も薬をやめれば戻るので、そこまで心配する必要はありません。

なお、急な薬断ちや飲み忘れなどはてんかんを激化させる可能性があります。自己判断はせずに獣医の指示に従うようにしてください。

基礎疾患を治療する

続いてで何らかの病気から発生する症候性てんかんですが、こちらは基礎となっている病気を治療する事がメインになります。根本から治すという手法ですね。

基礎疾患の治療という事で治療方法は様々です。薬物療法手術などが代表的な治療法で、精神的なものならばリハビリなどもあるかもしれません。

ただし、脳のケガや生まれつきのものは治療が難しいので、その場合は抗てんかん剤を使っての治療がメインになります。

ニシ教授
根治治療というやつじゃ!

猫のてんかんの治療費

それでは、実際にてんかんになった場合どれくらいの治療費がかかるのでしょうか?もちろん、てんかんの種類によって大きく変わる部分なのでこれだ!といった額は分かりません。

しかし、治療にかかる値段などはある程度わかりますので、下記にまとめておきました。参考にしてください。

てんかんの治療費
  • 初診料:500円~1500円程度
  • 血液検査:3000円~10,000円
  • レントゲン:3,000円~8,000円
  • ウイルス検査:5,000円~10,000円
  • MRI検査:50,000円~80,000円
  • 脳脊髄液検査:20,000円~35,000円
  • 電気生理学的検査:30,000円~40,000円
  • 注射:1,000円~3,000円
  • 薬代:月額1,000円~3,000円

以上が医療費のおおまかな値段です。かなり高額な治療もいくつかありますが、それらは精密検査を行った場合なので必ずかかるわけではありません。初診料でいえば15,000程度なので安心ですね!

ただし、治療の平均額が10万円程度と高額で、さらに高い場合では50万円にもなります。ペット保険が使える場合もあるので、契約している人は相談してみてください。

てんかんの予防方法

最後にてんかんの予防方法などを見ていきましょう。一般的に特発性てんかんの場合は原因がわかりませんので、これといった予防方法は存在していません。100分の1の運になります。

しかし、症候性てんかんの場合なら正しい生活を送らせる事で予防になります。基礎疾患を作らないというのがポイントですね!

また、事故に遭遇しないように安全な場所作りをしたり、外飼いをしないというのも予防法です。後天的な脳の外傷を抑えるようにするのはとても大事ですね!特に子猫時代は骨が柔らかいので要注意です!

ほかにも室内飼いの場合ならウイルス性の病気を防ぐ事も可能です。家でたくさん遊んであげる事でストレス発散という予防法にもなります。

まとめ

てんかんといっても色々種類があります。しかし、それほど怖い病気ではありません。私もはじめはとても驚きました!

しかし、放置しておいても治る事はほぼ無いに等しいため、てんかんになった場合はすぐに病院へ連れていってあげましょう。何事も善は急げですよ!

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