猫がゆっくり瞬きをする本当の意味は…‼瞬きの仕方でわかる猫の心理!

こちらを見る愛猫のまんまるの目が次第に細くなって、ゆっくりまばたき。のんびりとした仕草に飼い主さんもついほほえんでしまう、日常によくある一コマですよね。でも、そのまばたきには、意外な意味が隠されていることがあるんです。

ニシ教授
実は、猫のまばたきは、コミュニケーションを取るサインの1つじゃ。ぜひ愛猫の心理を見逃さないでほしいのう。

その心とは…なんと愛情表現!単に眠そうだなあ、と思っていたのに、猫の方では一生懸命サインを送っていたのかもしれませんよ。猫のまばたきに込められた意味を知り、これまで以上に愛猫との仲良し度を深めちゃいましょう。

猫がゆっくり瞬きをするってどんな感じ?まずは動画でチェック!

猫がゆっくり瞬きをしている、と言葉で表しても、そのスピードや表情がどんな感じなのか、ちょっと思い描きにくいかもしれません。

それに、人間を含め動物の仕草として、まばたきって当たり前。自分の愛猫のことを思い返しても、あまり記憶に残っていない、という人もいるでしょう。

そこで、猫のゆっくりとした瞬きとは一体どんな感じなのか、まずは動画でチェックしてみましょう!

名前を呼ばれて、何度も目をパチパチ。目の形が細く変わっていくのが人間の視力でもちゃんととらえられますよね。それくらい、ゆったりとしたペースです。

あなたの愛猫の仕草と照らし合わせてみて、どうでしょうか?なるほど、これなら見たことある!という飼い主さんも多いのではないでしょうか?

みーちゃん
んもーう!やってらんない!私の気持ち、わかってもらえてなかったってこと!?
ニシ教授
いきなりキミは何を怒っておるんじゃ。
みーちゃん
だって、まばたきの意味が伝わってなかったなんて、なんかショックかも~。

猫がゆっくりまばたきする意味ってなに?その時の心理とは?

信頼する飼い主さんを見つめながらのゆっくりまばたき。そこには、友愛や親愛の思いが込められている、と言われています。

この関連性を知り、生前の愛猫がさりげなく「大好き」を伝えていたことに後で気づいた、というツイッター上の漫画が、ネットでも話題となっています。

それにしても、このゆっくりとした猫のまばたきに、猫の心理が表れているなんて、不思議ですよね。それには人間とは違う眼の構造や生理が関わっています。

猫のゆっくりまばたきは愛情を示している

人間がまばたきをしたところで、そこに何か意味があるとは考えませんよね。でも、言葉を持たない猫は、別。まばたき1つにも深い意味を含めています。

猫は、よく知らない相手に向かって不用意にまばたきをすることはないのです。

例えば、屋外を出歩いていて見知らぬ猫や人と出会った時。のんびりまばたきしていたのでは、相手の動きを見逃して、攻撃などの危険を察知できないかもしれません。

猫がまばたきもせずにじっと目を合わせたままでいるのは、相手に警戒心や威嚇する意思を抱いている、ということです。

反対に、飼い主さんと目を合わせていながらゆっくりまばたきするのは、こうした警戒心や敵意がないことを表しています。

目の前でまぶたを閉じても全然問題ない!という行為で、飼い主さんに対する心からの信頼や友好、愛情を示しているんですね。飼い主さんを「大好き」と言っているのと同じ、サインの1つなんです。

愛情表現ではない場合もある!?

ところが、近年、海外の研究チームが猫の表情や行動がどのように感情とつながっているのかを丁寧に検証したところ、必ずしもそうとは言えない結果も出ています。

調査では、人間と接触を持ちながら暮らす猫と接触を持たずに暮らす猫を、同じ条件下で比較。双方では、共通する部分がある一方で、異なる部分もありました。

人間と接触を持つ猫にのみ見られた動作の1つが、目を細めて半分閉じた状態にすること。これは、フラストレーション、つまり猫がイライラや緊張を感じている時に見られたのです。

ですから、愛猫がゆっくりと目を細めたからといって、すべてが愛情を伝えようとしているケースとは限らないのかもしれません。

猫の瞳孔の状態も目安になる

昔から「猫の目のように変わる」と例えの表現にされるくらい、猫の瞳孔は変化が大きいものだと知られています。明るいところに出ると瞳孔はきゅっと縦長になり、暗いところでは丸く開いた状態です。

このように瞳孔は光量を調節するために変化するのですが、実はそれだけでなく、その時の感情にも影響を受けていることがわかっています。

猫が周囲の明るさと不似合いな瞳孔をしているなら、なにかしらの感情が生じているのかもしれません。細くなった瞳孔は不機嫌や不満を、丸くなった瞳孔は恐怖や興奮を表しています。

猫がゆったりとリラックスしているなら、瞳孔は辺りの明るさに釣り合った大きさであるはず。まばたきの様子とともに、愛猫の気持ちを推し量る目安としてみてください。

猫に心理を読み取られているかも?

そして、猫の側でも相手の動作を判断する力を持っていますから、人間の側からこのサインを発信することも可能です。猫を見ながらゆっくりとまばたきをすると、「敵意はないよ、仲良くしようよ」という合図を送っていることになるんですね。

逆に、これを知らずに、まばたきせず猫を見続けていると、猫との関係が悪化してしまうかもしれません!

ぜひ愛猫と良好なコミュニケーションを取るための参考としてください。

みーちゃん
そういえば、時々わけもなく喧嘩売ってくる人間がいるなあ、と思ってたんだ!
ニシ教授
お互いのために、もっと猫の仕草について知ってもらった方がよさそうじゃのう。

子猫がゆっくり瞬きをするのには違う意味があるの?

では、ゆっくり瞬きをしたのが子猫ならどうでしょうか?

子猫であっても、瞬きの意味が成猫と違うということは、特にありません。

ただ、友好や親愛を示す瞬きをするには、相手との信頼関係を築けているのが前提です。飼い始めた状況にもよりますが、信頼関係を作るには、それなりの月齢を重ね、飼い主さんとともに暮らす月日がある程度必要でしょう。

反対に、いくら成猫であっても、信頼関係がない間柄では、この意味合いの瞬きはしない、ということになりますね。

他にもある!猫のこんな仕草は愛情表現の証!

まばたきが愛情表現だなんて、野性から離れた人間にはなかなか想像つかないことですよね。

でも、猫が愛情を示す表現は、ゆっくりまばたきだけではないんですよ。人間のような言葉や犬のように目立つアクションではないけれど、猫は全身のさまざまな部位を使って、自分の気持ちを表現しています。

これが猫の愛情表現の証!
  • 頭…すりよせてくる
  • 舌…舐めてグルーミングしてくれる
  • 前足…ふみふみする
  • 口…獲物を運んでくる
  • お腹…上に向ける
  • しっぽ…上向きに立てる

ちょっぴりわかりにくい猫の仕草を理解して、猫の示した愛情を余すところなく受け取りましょう。

頭をすりよせてくる

飼い主さんの体に頭をスリスリ。かゆいところを撫でてほしいようにも、甘えているようにも思え、飼い主さんとしては悪い気はしませんね。

でも、この仕草、マーキングという意味で行っていることもあるんです。猫は、頬の辺りにはニオイを出す分泌腺があり、安心感や親しみを持つ相手や場所にこすりつけてマーキングします。

人間にはそのニオイが判別できないけれど、親しみの印をつけてくれているわけですね。

舐めてグルーミングしてくれる

猫の習性としてよく知られているのが、体の毛を舐めて整えるグルーミング。毛についた汚れを取って清潔にしたり、唾液の気化で体温調節したり、猫が快適に生きるための行為です。

それに、手で撫でるのと同じで、ストレスを鎮めてリラックスさせる意味もあり、自分の体だけでなく、信頼し合う猫同士、互いの体を舐めてグルーミングすることがあります。

愛猫がグルーミングしてくれるなら、家族や仲間のように思ってくれている!ということなんです。

前足でふみふみする

飼い主さんの体に対して、前足を交互に押し出すふみふみ。とてもかわいい行為ですが、なぜこんなことをするのでしょうか。

もともと猫がこのふみふみをするのは、お母さんのお乳を飲む時。自分でお母さんの体をきゅっきゅっと押せばお乳が出やすくなる、と本能的に知っているんですね。

つまり、ふみふみ=幸せな時。離乳して成猫となっているにもかかわらず、無意識にふみふみが出ちゃうほど、安心しきっている相手ということです。

獲物をくわえて運んでくる

狩りをする動物である猫は、獲った獲物をわざわざ飼い主さんの前まで運んできてくれることがあります。鳥や虫、室内飼いであれば、クモやゴキブリなど、実のところあまり嬉しくないプレゼントかもしれません。

しかし、猫としては困らせるつもりはまったくなく、むしろ我が子に獲物を届けたり狩りの仕方を教えたりするのに似た行為のようです。もちろん嫌いな相手にそんなことはしません。

心で泣いても、キッチリとほめてあげてくださいね。

転がってお腹を上に向ける

私事ですが、ふみふみも獲物を持ってくることも、我が家の猫にはいまだ見られず。獲物なんて持ってこなくてもいいけどね!と心中で強がりながらも、少し寂しい気持ちもあります。

でも、よく見せるのが、この写真のようなお腹まるだし。内臓に近いお腹部分をバーンとさらすのは、弱みを見せてもへっちゃらということで、リラックス状態や信頼を示しています。

個体それぞれ、愛情表現にはいろんな形がありますよね。

しっぽを上向きに立てる

猫の気持ちは、しっぽの状態にもよく表れます。誰が見ても明らかなのが、戦闘態勢に入った時のふくらみっぷり。ですが、よく観察すると、それ以外の時にも微妙に向きを変えたり揺らしたりしています。

愛猫がしっぽを付け根からピンと高く立てて寄ってきたら、嬉しさや甘えの気持ちを持っているということ。

上向きにしっぽを立てると、お尻部分がさらけ出されますよね。子猫時代にお母さんに排泄を手伝ってもらった経験の名残から、甘えたい時は自然とこうなると言われています。

みーちゃん
教授!ポイントがわかったから、明日からは、もうちょっとオーバーアクションでやってみる!
ニシ教授
う、うむ。(キミのためのポイントではなかったのじゃが)飼い主さんにビビッと伝わるとよいのう。
【まとめ】猫はそっけないように見えるけど、ちゃんと愛情表現をしている!

気分のままに行動して、心理が読み取りにくい猫。コミュニケーションの仕方が異なる人間からすると、猫の態度がそっけないなと感じることもありますよね。

でも、猫としては愛情を隠すつもりはまったくなく、全身のあちこちを使ってちゃんと表現をしているんです。ゆっくりまばたきも、そんな手段の1つ。

猫なりの手段で何かを伝えようとしているのだとわかり、サインの1つ1つを読み解ければ、愛猫への愛おしさもいっそう増すというものですね。

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